概要

BoxStor II 1000シリーズは、エントリーモデルでありながらiSCSIポートを標準で装備しFC/SAS I/Fも選択できる高性能RAID装置です。
拡張ボックス(後述)を増設することにより最大3.24PBの大容量が実現可能です。
搭載HDDは3.5インチSAS、SATAから選択可能です。

主な特徴

エントリーモデルでも傑出した高性能

最高5,500MB/sのシーケンシャルリードと1,900MB/sのシーケンシャルライト性能を実現。また、最高380kのIOPSを持ち、多様なアプリケーションや業務処理に充分な性能を備えています。

ハイブリッド・ホスト インタフェース

標準でiSCSI I/F(1Gb/s x4)を備え、そのほかにSAS I/F（6Gb/s）あるいはFC I/F（8Gb/s, 16Gb/s）を選択可能です。

データサービス

スナップショット、ボリュームコピーミラー、シンプロビジョニング機能を標準搭載し、SSDを利用した自動階層化機構やリモート・リプリケーション機能もオプションで準備されています。

複数のデータ保護機能

ホットスワップ可能なBBU(バッテリーバックアップ)でフラッシュメモリへ停電時にキャッシュデータを退避させます。また、スーパーコンデンサ付モデルを選択し同様にフラッシュメモリへデータを保全可能です。

コントローラ、電源は2重化で安心

電源ユニットは標準で2重化されており、コントローラもRedundantを選択可能です。グリーンデザインで使用状況に応じてスピンダウンするスマートなディスク制御と冷却ファン制御に加えて80PLUS電源で省電力設計になっています。

高いスケーラビリティ

Expantion Boxを増設することにより最大324台のHDDを増設可能、大容量にも対応します。

ハードウェア仕様

ハードウエア仕様

モデル名	BXDS1012G	BXDS1012R	BXDS1016G	BXDS1016R	BXDS1024G	BXDS1024R
形状	2U 12Bay		3U 16Bay		4U 24Bay
RAIDコントローラ	Single	Redundant	Single	Redundant	Single	Redundant
Host　I/F (per contoller)	FC 16Gb x 2 / FC 8Gb x 4 / SAS 6Gb x 2 / 10Gb iSCSI x 2(SFP+ or RJ45) / 1Gb iSCSI x 4
オンボードiSCSI (per contoller)	4ポート
キャッシュメモリ	2GB or 4GB or 8GB or 16GB
最大ドライブ数	12		16		24
拡張最大ドライブ数	312		316		324
JBOD拡張ポート (per contoller)	SAS Expantion port 6Gb
キャッシュバックアップ	BBU + Flash module  or  Super capacitor + Flash module
搭載ドライブ	3.5" 7,200RPM SAS  1TB, 2TB, 3TB, 4TB, 6TB, 8TB, 10TB
	3.5" 7,200RPM SATA  1TB, 2TB, 3TB, 4TB, 6TB, 8TB, 10TB
電源	460W Redundant  100-240V AC  50-60Hz
RAID構成	RAID Level: 0, 1, 5, 6, 10, 50, 60
グリーンデザイン	80PLUS電源 Intelligent multi-level drive spin-down
データサービス
標準ライセンス(ローカル)	Snapshot, Volume Copy/Mirror, Thin Provisioning
リモートリプリケーション	Open Licence
自動階層化機能	Open Licence
可用性と信頼性	二重化電源、ホットスワッパブル ファン、HDD、RAIDコントローラー(BXDS****Rモデル)
	Multi-pathing, Device mapper support, Cashe backup technology
マネージメント	E-mail, LAN broadcast, SNMP traps, SMS, Skype
サポートOS	Windows Server 2008/2008R2/2012/2012R2/HYPER-V / VMWare
	Linux, Solaris, HP-UX, AIX, Citrix, Xen server